寝ろ!寝ないと死ぬぞ!
通常の状態であれば人間は夜になったら寝る。
というより寝ないでいるほうが大変。
しかし、人間は何で寝るんだろうか?
1つだけ確かなことは、寝ないと死ぬから寝る、ということだ。
もちろん一日寝なかったからといって死にはしない。
しかし一週間起きっぱなしだったアメリカのDJは、一週間の間に
身体に変調をきたした上、数ヵ月後帰らぬ人となった。
また、ある種の眠れない病気にかかった人間もまた同じように死ぬ。
数ヶ月間苦しんだ挙句死んでしまったという。
(世界記録としては18日と17時間、日本記録は105時間だったはずです。)
ただ眠れない病気にもいろいろあって、場合によったら死なずに
眠らずにすむというとんでもない話もある。
なんて都合のいい。ただまあそれは例外っぽいけど。
寝るという行動と脳の関係は明らかである。
脳がある動物の多くは間違いなく寝ている。イルカだろうが魚だろうが。
で、寝てる間に何をやってるんだって話はある。
休むだけだったら動かないだけで良いような気はするし。
こういうときは逆に考えるべきだ。
何で寝ないと死ぬんだ?
寝ないで死ぬ場合の殆どは、脳に重大なダメージが発生しているためだ。
詳しい理由はわからないが、とにかく脳細胞が大量死している。
寝てる間に脳細胞は死ぬのを回避するため何かをしているらしい。
最近の研究では、脳細胞の細胞膜に対するダメージを修復している
のではないかといわれている。
脳細胞は電気信号やら化学物質やら活性酸素やらでダメージを受けるのだが、
そいつを修復するために寝るのではないかという。
コンピュータのメンテナンスの間電源切るようなものだ。
寝るといっても、ノンレム睡眠とレム睡眠の二つの睡眠の種類があるわけだが、
それらの睡眠で人間の脳の働きは明らかに違う。
ノンレム睡眠では脳の働きは低いレベルにあって、レム睡眠では脳の
働きが多少高いレベルにある。
おそらくノンレム睡眠中は脳を修復してるのだろう。
では、レム睡眠中は?…よく知られていることだが、レム睡眠中は夢を見る。
つまり夢というのも何らかの必要なはたらきなのではないか、ということだ。
これは推測であるが、脳内の情報というのは莫大で、それらを最適化
するために寝ているのかもしれないということである。
いらん情報(一週間前の朝飯がなんだったかとか)はどんどん消去していく
ことで脳に負担をかけないようにする。
また論理系の処理を最適化する作業も行っている可能性もある。
つまりデフラグ処理や最適化処理を行っているのだろう。
脳も巨大なコンピュータであるからには、ハード的な処理とソフト的な処理の
双方が必要である、ということだろうか。
さて。
じゃあよく眠れる方法とは何だろうか。
…結論から言うと健康な生活、これに尽きる。
病的に眠れないなら一時的には睡眠導入薬も必要だろう。
酒飲まないと眠れない、つーなら睡眠薬処方してもらったほうがマシ。
TAK○RAが思い通りの夢を見る装置を開発中らしいが、それより
すっきりよく眠れる装置のほうが需要高そうな気がする。
寝る時に最適な気温や湿度になる気温湿度調整布団、誰か作って。
あとは起きる気になる目覚し時計だな。
…何?枕もとで愛する人が「朝だよ」って囁く、だって?
寝言は寝ていえよ…というわけで寝ます。おやすみ。